ドラム始めた

そう、なぜかドラムをやり始めた。
私が所属するバンドの課題曲であるYMOの「東風」は月一ではあるが、
スタジオ練習を重ねるごとにそれなりのものに成っていった。
ここでいう「それなり」とは、曲としてギリ聞けるという意味だ。
まだ小学生の合奏会の方が美しい音色ということは間違いない。

「東風」ばかりをやっていても飽きてくるので、我々は気分転換に感じの違う別の曲に取り掛かることになった。
HampBackの「拝啓、少年よ」だ。
漫画「ふつうの軽音部」でハトノが桃ちゃんの前で熱唱したあの曲だ。
とても元気の出る曲だ。


ふつうの軽音部 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

今回も東風と同様、私はベースとドラム以外の部分を打ち込んで、あとはギターの音源にリンクさせたMIDIコントローラー(キーボード)で弾きやすいとこだけ弾けばいいいいや、と油断していた。

ロッキンなこの曲でギター無しでやるのもなんか違う、しかしギターをまともに弾けるの人物がうちのバンドではドラム担当だ。という流れでドラム担当がギターを弾くことになった。
では「拝啓、少年よ」のドラムは打ち込むぞと思いながら、スタジオ練習の合間に遊びでドラムを叩いた。
そのドラムに合わせて他の2人(ギターとベース)が合わせてきた。
これは漫画でよく見た急に始まるセッションじゃないか。
(実際は赤ちゃんがおもちゃの太鼓をポコポコ叩くのと同じレベル)
演奏はヨレヨレだが、何か曲っぽくなった。ような気がする。
その瞬間、「拝啓、少年よ」はこの編成で行くことになってしまった。
リズム感ゼロ、音痴の私がドラムに収まった。
また趣味を増やした記念日となった。

そして近所のスタジオへ時々1人で通うコソ錬の日が始まった。
夕食後、ドラムの練習を1時間やるためにスタジオへ。
字面だけみたらめちゃくちゃかっこいい。
実際はアシックスのランシューを履いた汗ばんだおっさんが基本のビートも叩けずに、一人で苦笑いと照れ笑いをしている様相だ。

しかし趣味地獄はこれだけでは終わらない。
3つ目の曲では、私はギター担当になった。
まじやばい。この話はまた。

ドラム画像
まじむずい
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