しげるがIoTを連れてきた

犬、とりわけ鼻べちゃ犬にとって辛い夏がやってきた。
しげるは未だに我々夫婦が過ごすリビングでは警戒モードは解いておらず、ひと休みしているところを見せない。
リビングに置いてあるケージ内のベッドはおろか、リビング内に点在させている各種色とりどりのベッドには見向きもしない。むしろベッドに小便をひっかけてるところも何回か見た。フリーダム!
では、リビングで休んでくれないしげるはどこで休んでいるのか?
そう、4畳半の客間に置かれたクレート内だとゆっくり寝てくれる。本能なのだろう、巣のような囲まれている所は安心できるんだな。
したがって、4畳半(1階)の客間が自ずとしげるの部屋となった。
しかしこの部屋にはエアコンがない。
夏の暑い日や、地面から冷気がビシビシ来る冬のクソ寒い日は耐えれたものじゃない。
そこで我々夫婦は導入を決意した。しげるのための新エアコンを。時代はIoT、外から室温の確認はもちろんエアコンのコントロールまで可能な我が家で一番ハイテクなエアコンをしげるに与えた。
念のためエアコンコントロールのために必要なWi-fiの電波を強くするために、ネットワーク機器の見直しと導入も行った。
 職種柄、ITインフラに関しては普通の人よりは知識があり、社内のインフラ構築や管理は率先してやる立場なのだが、その分、脆弱性もコストも費用対効果も分かっている。それもあり家庭内のIoT化に対しては、やるとなればとことんやってしまいそうなので、今はどっちでもええわ~という感じであった。アレクサが言う事をきいてくれたらそれでええわ~という程度である。しかしである。
しげるの部屋の室温調整がスマホからピピピとできる。なんなら風向きを変えてブオオオオオと風をかけてあげることもできる。素晴らしいぞIoT。しげるが運んできたIoT。

今日もしげるはいつも通りクレート内で眠りについてる。どんな寝方してるのかはまだ見せてくれてない。

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